屋内イベントの客席収容率緩和を受けて

今般、クラシック音楽界の悲願でもありました客席収容率50%の制限が撤廃されました。これも、クラシック音楽を愛する皆さまのご支援の賜物と、あらためて心から感謝申し上げます。

この間、私たちもガイドラインに則った公演運営を心がけ、厳密な科学的検証を行うなど、さまざまな取り組みを続けてまいりました。

緩和後は、100%の客席収容率を前提とした公演実施を目指し、段階的に進んでまいりたいと考えております。もちろん、科学的裏付けを得て、国による緩和がなされたとは言っても、元よりゼロリスクはあり得ず、不安を拭えないお客様がいらっしゃることも理解しております。そのためにも、私たちは適切な感染予防対策を徹底することを旨とし、お客様や演奏家と一つ一つ信頼を積み重ねながら前進したいと肝に銘じております。

また、今回の緩和を受けてクラシック音楽公演実施に関するガイドラインは改訂することになっておりますこともご報告申し上げます。

お客様と演奏家が同じ空間、同じ時間を共有して心通わせるクラシック音楽公演のかけがえのない瞬間。それを満場のお客様とともに迎えられる日が一日も早く訪れることを願っています。

一般社団法人日本クラシック音楽事業協会

会長 入山 功一