一般社団法人日本クラシック音楽事業協会(加盟団体93団体)、公益社団法人日本オーケストラ連盟(加盟団体38団体)、公益社団法人日本演奏連盟(全国の音楽実演家等3,155人加盟) ほかで構成された、”クラシック音楽公演運営推進協議会”において「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」の改定版を取りまとめましたので、公表いたします。
改定にあたって
6月11日に策定し公表した本ガイドラインに基づいて、全国で少しずつではありますがクラシック音楽公演が再開されました。5月25日には緊急事態宣言が解除され、適切な感染防止対策を講ずる事によって経済活動の段階的な引き上げがなされてきました。
しかしながら、昨今の都市部における感染者の急激な増加により、第二波、第三波と称される新たな感染拡大の到来も懸念される中、令和2年9月19日以降、「11月末までの催物の開催制限等について」(令和2年9月11日付 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室長事務連絡)に基づく制限の緩和を行う場合には、多くの人々が密集するイベントにおける感染リスクの高さを強く認識し、より徹底したガイドラインの運用が求められております。
策定時のガイドラインでは、基本となる感染予防対策を実施した上で、より感染予防効果を高めるための推奨事項としてまいりましたが、今回の改定では、ガイドラインの遵守を前提としています。
公演主催者は、本ガイドラインを参考に、各都道府県の対応や地域の感染状況を踏まえ、施設設置者や施設管理者と十分な協議を重ねて、感染防止に向けて最大限の方策を講じていただくとともに、本ガイドラインに従った取り組みを行う旨ウェブサイト等で公表するよう求めます。
今回の改定版策定にあたり、2020年7月11日から13日に行った「クラシック音楽演奏・鑑賞にともなう飛沫感染リスク検証実験」の結果に基づき、客席・舞台での対策についても一部改定しました。